■建築研究資料

No.143号(2013(平成25年)3月)

鉄骨造建築物の接合部ディテール例示資料集
― 複雑な接合部ディテールの設計・製作の要点 ―


長谷川隆,増田浩志,横山幸夫,青野弘毅,岩田善裕,大塚英郎,香取修治,小林秀雄,
小林義信,櫻井優,関清豪,多賀謙蔵,田沼吉伸,西山功,向井昭義
独立行政法人建築研究所
79p


<概要>
 鉄骨造建築物の接合部ディテールは,部材の断面形状の組合せ,断面の幅,断面のせい,部材の交わる角度,高力ボルトまたは溶接などの接合法によって多種多様となる.また,実際の建築物では,柱に接続する梁のせいが異なる場合や柱梁接合部で部材が直交しない場合など,標準的なディテールが適用できない場合がある.そのような場合,設計者は,個別に接合部ディテールを模索して設計しているのが実状である.このようなやや特殊な接合部ディテールは,応力伝達等が明確でない場合も有り,その構造安全性についても必ずしも十分でない可能性がある.
 本資料は,主に,このようなやや特殊な接合部ディテールを対象にしており,そのような接合部ディテールを例示することによって,設計者や鉄骨加工者を支援するとともに,より構造安全性の高い鋼構造建築物が建設されることを目的としている.鋼構造建築物の接合部は,上述のように多種多様なものとなる.そのため,本資料ではそれらを,角形鋼管を用いた柱梁接合部,H形断面柱を用いた柱梁接合部,ブレース接合部,柱脚,その他の接合部,の5つに分類している.それぞれについて,対象となる部位毎に,接合部ディテールを例示するとともに,それらの接合部において問題となる点や設計上の留意事項等についても記している.

・表紙・はしがき・概要・目次・検討体制 210 KB
1. はじめに 180 KB
2. 角形鋼管柱を用いた柱梁接合部 802 KB
3. H形断面柱を用いた柱梁接合部 1,013 KB
4. ブレース接合部 329 KB
5. 柱脚 209 KB
6. その他の接合部 595 KB
7. おわりに 139 KB
・奧付 74 KB
全文 2,817 KB


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