■建築研究報告

建築用ポリマーセメントモルタルの性状と調合設計に関する研究

大浜  嘉彦

建築研究報告  No.65,  1973  建設省建築研究所


<概要>

  最近,建築技術の進展は著しいものがあり,それに伴って,その高度技術にマッチした高性能材料の要求が高まっている。このような意味において,従来からあるセメントモルタルに代わって,新しい建築材料として登場してきたのがポリマーセメントモルタルである。現在では,建築工事において,ポリマーセメントモルタルは床材,防水材,接着剤,防食材など主に仕上げ材として広範囲に利用されるようになった。
  このように,建築分野において,ポリマーセメントモルタルの普及が相当進んだにもかかわらず,いまだ,この材料に関して,建築工学的に十分,検討され,まとまったものがない。
  ここに本研究では,セメント用ポリマーディスパージョンを用いたポリマーセメントモルタルの諸性状および調合設計について,次にかかげるような範囲で,系統的に実験的研究を行い,その結果に基づいて,セメント用ポリマーディスパージョンとポリマーセメントモルタルの試験方法および品質判定基準を定め,ポリマーセメントモルタルの調合設計法の基礎を確立することを目的とする。



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