■建築研究資料

インドネシア建築・住宅・都市用語辞典

  小林  英之

建築研究資料  No.57,  March  1986,  建設省建築研究所


<概要>

  当研究資料は、第一研究部全員で担当した「東南アジアの住宅政策」の最終年度のまとめと同時に、昭和59年度から開始された、国際協力事業団による当研究所とインドネシア国公共事業省人間居住研究所との研究協力事業を支援する意味で編集したものである。当辞書に採録した用語の範囲は、建築の種類・部分の名称・環境・建築生産・住宅問題・住宅都市政策・災害・コミュニティー・都市計画・関連法規などの分野を中心とするもので約1900語となっている。採集の方法としては、これまでに収集した関連資料のなかから用語を拾い、これに対応する日本語・英語を検討するやり方を採った。従って、日本語・英語にはあるがインドネシア語には無い概念について、無理にインドネシア語をあてはめることは行っていない。用語は名詞を基本とした。但し、インドネシア語、特に専門用語には、1単語ではなく、複数の単語でひとつの意味を成すものが多く、必ずしも単語の意味の合成とはなっておらず、またそれを短縮した略語が一般的に使われている場合が多いので、このようなものは冗長を恐れず、採録した。なお、この採録結果はマイクロ・コンピュータ上のファイルとして管理し、将来の補足・訂正に柔軟に対応できる体制をとった。また、簡単な翻訳機能も含めた辞書システムとして検索・表示を行えるプログラムを昭和60年度の研究課題「インドネシアの住宅・都市開発」の中で開発中であり、間もなく、当辞書をフロッピー・ベースで提供できる見通しである。

  用語収集・訳語検討を担当していただいた泉田英雄氏(現、筑波大学大学院)、ヨシ・カリャディ、エルリン・ジョハン夫妻、佐藤浩司氏(東京大学大学院)、編集・整理事務にあたられた建築研究振興協会  川瀬泰治氏、資料を提供していただいたインドネシア国人間居住研究所とりわけ完成原稿に目を通し、訂正添削の労を厭わなかったユスフ・バングン研究員、貴重な助言と資料を提供いただいた竹中工務店国際本部・技術研究所の方々に感謝いたします。


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